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世界の森林は、陸地の約3分の1を占め、温暖化防止など地球環境の保全に大きな役割を果たしておりますが、科学技術の振興に十なう経済発展とともに開発が進み、森林は年々減少し、環境の世紀と言われる21世紀に入っても森林の減少は止まず、近年では、森林再生が困難で伐採後沙漠に移行する寒冷地や乾燥地での森林消失と沙漠化が進み、地球環境は悪化の一途を辿っております。

また、地球環境を形成する上で森林と対極をなす地球の沙漠は、陸地の約4分の1を占め、今日の気候変動や森林の減少とともに年々増加し、地球環境を保全する上で沙漠緑化は森林の保全整備とともに世界の大きな課題となっております。

私達は、地球環境保全対策の一つである沙漠緑化に関する問題解決の基本は、土地の生産力の向上と捉え、アジアで最も厳しい自然条件下にあるモンゴル国の沙漠緑化などに取り組むべく、モンゴル緑化東京委員会を立ち上げ、毎年、植林ボランティアを現地に派遣して緑化事業を実施しております。

しかしながら、ボランティアの熱意だけでは、厳しい自然条件下にあるモンゴル国で効果的な事業遂行には限界があり、今後は、造林学や土壌学など緑化の専門家を初め、一般市民、企業、行政、研究機関などの関係者が一体となった業務遂行能力の高い組織の整備が必要であることを痛感しました。

この度、私達のこれまでのボランティア活動が多くの方々に理解され、当該分野の専門家を初め多くの方々の協力が得られる見通しがついたのを機に新しい組織を立ち上げ、効果的な国際貢献活動を展開していくものであります。

申請に至までの経過

1996年にモンゴル緑化東京委員会を立ち上げ、同年5月に石川多聞会長を団長にモンゴル国のゴビ沙漠に植林ボランティアを派遣、以来、毎年5月に植林ボランティアを現地に派遣して、今年で9回目になる植林事業を実施したところであります。
当モンゴル緑化東京委員会は、来年10周年を迎えることと、業務遂行能力の高い本格的な活動を行える体制が整ったのを機に法人化を申請することに致しました。
NPO法人モンゴル緑化日本協会
- (仮)東京支部 -
〒166-0003
東京都杉並区高円寺南1-32-6
MAT203
℡ 03-5929-3300